こんにちはかずお(@kirkculture)です!
今回は富山湾でホタルイカ掬いをする際に必要な道具や湧きやすい要素などをご紹介し、これから初めて掬ってみる方にもわかりやすく書きたいと思います。
ぶっちゃけこれさえ覚えておけば私と頭の中同じになれるので脱ホタラー初心者です!(笑)
それではサクっと行ってみよう~
富山湾でホタルイカが湧く時期
まず富山湾でホタルイカが掬える時期は2月~5月だと思っていただければOKです。
特に沢山湧きやすいのが3月4月で間違えないです。
2月と5月は掬えないこともないんですが数はその他の月より少ないことが多い
ホタルイカが湧くタイミング
ホタルイカというのは1日中湧いている訳ではありません!
基本日が沈んでから日の出までの時間が採取時間だと思ってください。
ので夜の砂浜、堤防や漁港からとるような感じになります。
これだけの情報だけでも掬えないこともないんですが更に湧くタイミングを予想する精度を上げる要素をお伝えします。
新月前後1週間を狙う
新月とはなんぞや?と思う方もいらっしゃるかと思います。
新月とは夜空にお月様が見えないタイミングのことを指します
満月の真逆ですね!満月は全面を太陽の光に照らされ夜空に丸々と見えます。新月はその真裏という事で照らされないので夜空に同化します。
なんでお月様見えないほうがいいのや?といいますとホタルイカは月明りを元に自分たちの居場所を確認しているといわれています。(違ってたらすみません)
その月明りが無いから迷って流されてくる・・・月夜より月明りの少ないor月が上っていない状況が湧きやすいという事は間違えありませんので御託は置いておいてそのことだけ覚えていただければいいです!
ちなみに満月か新月を調べる方法は 「富山 潮」 で検索してみてください
満月も新月も潮と関係しており、どちらも大潮という部類になります。
潮はおよそ1か月ほどのルーティーンで変わっていき、満月と新月の間は2週間あると思っていただければOK
つまり3月1日が大潮満月であれば15日くらいに大潮新月が来るという感じ。とにかく調べれば出てきます!
沢山湧きやすい時間
何時に湧く!というのは正直ありません
間違えないのは確かに0時ですが(笑)
ここで今日は何時ごろが良さそうかなと考えた時にまず確認するのがタイドグラフ
タイドグラフとは潮の満ち引きを現したもので「富山 潮」と検索したときに大潮・中潮・小潮・・・などと沢山出てくると思いますが、その中のその日の時間を見ていただくと何時に満潮、何時に干潮 ってのが確認できるかと思います。
大体1日に満潮、干潮それぞれ2回あります。その日の潮にもよりますけどね!
で、このタイドグラフからホタルイカ接岸時間をおおよそ予測できることが可能です。
どのタイミングが濃厚かといいますと、干潮から満潮になるいわば上げ潮のタイミングです。干潮とは潮位が低い時間・満潮とは潮位が高い時間
海面が月の引力によって上がったり下がったりする現象なんですが、この潮が上がってくるタイミングこそホタルイカが接岸する1つの目安となっております。
ですが満潮から干潮に移行する下げ潮でも湧いたこともあるのでこればかりは断言できませんけどね・・・
例:干潮18時~満潮1時 だとすると、日没後すでに海面(潮)が上がっていくのがイメージできますよね?こうなったら早い時間に湧く可能性としては十分にある、期待値の高いタイミングだと思ってください、ですが逆のパターンでも湧くときは湧きますので実際に行ってみないとわかりません。あくまでも期待値
ちなみに満潮が4時半だったにも関わらず、23時ごろに湧き(時間的要因)朝方の満潮前後にも再度湧くことも多々ありますので1つの目安として覚えておいてください。
ホタルイカが湧きやすい天候
次は天候です
こう改めて記述していると中々要素が多いなと感じております(笑)
ホタルイカが湧きやすい天候ですが、簡単に申し上げると前日晴れ、当日晴れ、夜間晴れ。ずっと晴れだという事なしです。雨降っても湧きますけどこれもあくまで期待値
満月でも雲に隠れれば実質新月!ってなるかもしれませんが、夜空が分厚い雲に覆われていると町の光を反射しするためどっちにしろ期待値はさがる。。。
そして気温。
これ結構重要です。皆さん口をそろえて言うのが日中の気温15度以上は欲しいと・・・覚えてくださいね。
次は風と波
風はそこまで気にしなくてもいいんですが、都合のいい風向きというのがありそれは南or南西の風です。つまり陸から沖に向かって風が吹く状況。風が生暖かいとホタルイカレーダーが反応しますね(笑)
波に関しては低いに越したことはないです。夜の海は本当危険ですし私も尻もちをついたことがあります。事前にWINDYなどの携帯アプリとかで構いませんので波を確認しておきましょう。
・湧きやすい時期は3月4月
・新月前後1週間
・迷ったら0時、日没後数時間後や朝方も湧くときがある
・満潮に向かう上げ潮(逆もあるときはある)・晴れ続くと良い
・気温15度以上
・風向き南or南西
・波が0.5m超えてくると浜は取りにくい
これらの条件がすべて揃う事なんて殆どないのでいくつか揃っているといいかと思います。
波以外クリアしていたとして、波2mとかだと絶対に浜からは取れません。そういう時は場所を漁港内に変更するなどその時に応じて柔軟に対応することをお勧めします。
ホタルイカ救いの道具
ホタルイカを救うにあたって必要な道具・装備もご紹介します。
・強力なライト(ヘッドライトorハンディ)
・クーラーボックス
・網(ホタルイカは小さいです、網目の細かいものを!)
・長靴orスパイク
・ウェーダー(長靴の人より攻めたい人向け)
・バケツ(バッカン)
これらの道具があれば浜や小場所などでは十分戦えると思います。
私はこの装備に釣り用のフローティングベストを付けていますが到底普通の人が持っているとは思えないので記載はしませんでした。ですが夜の海に入る以上危険が隣り合わせなので人の多い所で掬うか無理をしないこと。約束ですよ?
ライトのオススメですが私はこういうのを頭に着けています。かなり明るいのと安いです。ただ当たりはずれはありますね(笑)安いので良いんですけどね
※注意点
近年ホタルイカを捕る人が確実に増えてきておりいろいろと問題が発生しております。
それは駐車場問題や騒音迷惑行為など・・・どうしても人が増えるとこういうトラブルはつきものです。
昔はまだ少なかったんですが最近では車が駐車場からあふれ路肩に無理やり停めている様子をよく見かけます。私は以前人の多い八重津浜でやっていた所前に車を停められて帰れなくなりました。これならまだしも近隣住民の妨げになることだけは絶対にしてはいけない。ちなみに先日近隣住民の方が通報し、路駐を一斉に取り締まったみたいです。
あとは時間も時間なので仲間と楽しくワイワイしたい気持ちもありますが、場所だけは考えてくださいね。考えてみてください。自分が今から寝るって時に外からガヤガヤ騒音が聞こえて来たらどうですか?私はキレに行きますね(笑)
次は安全面です。
夜の海、いや海をなめちゃいけない。
浜で安全に取るのであればライフジャケット・ウェーダーはつけるべきです。ライフジャケットをつけている人は釣り人くらいしかいませんけどね。いきなりズドンって深くなってるところもあります、お子さんだと本当危ないです。海は一見見えないようで潮も効いているので大人でも流されます。
まだ人の多い浜であれば何とかなりますが、誰もいない夜の海では無茶しないでくださいね。何度かおぼれた話聞いたことありますので。
後はテトラポットや岩場で取る場合はスパイクは必須です。履いてても滑るときありますし、テトラなどで落ちた場合普通に死んじゃいます。水が浸かっている部分というのは想像以上に滑るんです。胸張ってホタラーを名乗るのであれば履きましょう。
最後に
上記のことを全て頭にたたき入れましたか?(笑)
今日からあなたも立派なホタラーです。
トラブルを起こさずモラルあるホタルイカ掬いを共に楽しみましょう!
ちなみに4月の新月は23日とかですね、熱くなると思いますよ。